つわりで気持ち悪いのに、なぜかポテトチップスやハンバーガーが食べたくなることがありますよね。
「こんなものばかり食べていいのかな」と罪悪感を覚える方もいると思います。
この記事では、研究や公的機関の情報をもとに、つわり中にジャンクフードが食べたくなることについてわかっていることと、上手な付き合い方をまとめました。
この記事は、公的機関や専門団体、メーカーなどの公開情報をまとめたもので、医療従事者が書いたものではありません。
体調に不安があるときは、かかりつけの産婦人科医や薬剤師に相談してください。
この記事のポイント
- 妊娠中に特定の食べ物が食べたくなる理由について、わかっていること
- ジャンクフードを食べるときに気をつけたいこと
- 量を調整しながら取り入れる工夫
つわり中にジャンクフードが食べたくなるのはなぜ?
はっきりした理由はわかっていない
妊娠中に特定の食べ物を無性に食べたくなることは、多くの人が経験します。
ただ、その理由はまだはっきりわかっていません。
2014年に発表された研究のまとめでは、よく言われる「ホルモンの変化」や「栄養不足」といった説を裏付ける根拠は少なく、文化や心理的な要因が関わっている可能性が指摘されています。[1]
産婦人科医へのインタビュー記事などでは、妊娠中の体の変化と結びつけて説明されることもありますが、確かめられた説ではありません。[2]
つわり中は食べられるものが限られる
つわり中は、においや味の感じ方が変わり、食べられるものが限られることがよくあります。
温かいごはんのにおいがつらくても、においが少なく、はっきりした味のスナックなら食べられる、という人もいます。
ジャンクフードが食べたくなるのは、意志が弱いからではありません。
自分を責める必要はありません。
ジャンクフードを食べるときに気をつけたいこと
食べられるものを食べてOK
つわりがつらい時期は、食べられるものを、食べられる量だけ食べることが大切です。
ジャンクフードしか食べられない日があっても大丈夫です。
続くときは量と体重に注意
先ほどの研究のまとめでは、妊娠中の食べ物への欲求が、体重の増えすぎに関係している可能性も指摘されています。[1]
厚生労働省の「妊娠前からはじめる妊産婦のための食生活指針」では、妊娠中の体重の増え方の目安が示されています。[4]
ジャンクフードばかりの日が長く続くときや、体重の増え方が気になるときは、妊婦健診で相談しましょう。
塩分を意識する
ポテトチップスやハンバーガーなどは、塩分が多くなりがちです。
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人女性の食塩摂取量の目標量は1日6.5g未満とされています。[5]
パッケージや公式サイトの栄養成分表示で、食塩相当量を確認してみましょう。
量を調整しながら取り入れる工夫
小袋や小さいサイズを選ぶ
大袋や大きいサイズを選ぶと、つい食べ過ぎてしまいがちです。
小袋やSサイズを選ぶと、量を調整しやすくなります。
お皿に出してから食べる
袋から直接食べると、どれだけ食べたかわかりにくくなります。
食べる分だけお皿に出してから食べるのがおすすめです。
ノンフライのものや、家で焼いたものにする
油で揚げずに作られたノンフライのスナックを選んだり、冷凍ポテトをノンフライヤーで焼いたりする方法もあります。
エネルギーや脂質の量は商品によって違うので、栄養成分表示を確認して選びましょう。
ほかのものを少し足す
食べられそうなら、牛乳やヨーグルト、果物、ゆで卵などを少し足してみましょう。
無理に置き換えなくても大丈夫です。
こんなときは受診を
厚生労働省は、1週間に2kg前後体重が減った場合や、妊娠12週以降も症状が続く場合などは、つわりが重症化するおそれがあるとしています。[3]
水分もとれない、ふらつく、意識がぼんやりするといった症状があるときも、早めに産婦人科を受診してください。
関連記事:つわりで何も食べられない時の対処法
つわり中のジャンクフードに関するQ&A
関連記事:つわり中のポテチは大丈夫?
まとめ
- 妊娠中に特定の食べ物が食べたくなる理由は、まだはっきりわかっていない
- つわりがつらい時期は、食べられるものを食べてOK
- 長く続くときは、塩分や体重の増え方に気をつける
- 小袋を選ぶ、お皿に出す、家で焼くなどの工夫で量を調整できる
- 体重が減る、水分がとれないなどのときは、早めに受診する
罪悪感を持ちすぎず、上手に付き合っていきましょう。
参考にした情報
最終確認日:2026年9月23日
