つわりで何も食べられないときに、「干し梅なら口にできそう」と感じることがありますよね。
この記事では、文部科学省の食品成分データベースや医学研究の情報をもとに、つわり中に干し梅を取り入れるときのポイントと、塩分の注意点をまとめました。
この記事は、公的機関や専門団体、メーカーなどの公開情報をまとめたもので、医療従事者が書いたものではありません。
体調に不安があるときは、かかりつけの産婦人科医や薬剤師に相談してください。
この記事のポイント
- つわり中に干し梅が取り入れやすい理由
- 干し梅と梅干しの違いと、塩分の注意点
- 食べるときの工夫と、ほかに試されることが多い方法
つわり中に干し梅が取り入れやすい理由
干し梅には、つわりを治す効果があるわけではありません。
ただ、つわり中でも取り入れやすい特徴があります。
酸味で口の中がさっぱりする
つわり中は、口の中が苦く感じたり、気持ち悪さが続いたりすることがあります。
梅の酸味で口の中がさっぱりして、気分転換になると感じる人もいます。
一口ずつ食べられる
小さくて調理がいらないので、量を調整しながら少しずつ食べられます。
持ち歩きやすい
個包装の商品が多く、外出先や仕事中にも取り出しやすいです。
干し梅と梅干しの違い
| 比べるポイント | 干し梅 | 梅干し |
|---|---|---|
| 食感 | 乾燥させてあり、噛みごたえがあるものが多い | 果肉がやわらかい |
| 持ち運び | 個包装が多く持ち歩きやすい | 汁気があり、持ち歩きにくいことがある |
| 味 | 甘みを加えたものも多い | 塩漬や、調味液に漬けた調味漬がある |
どちらが合うかは、その日の体調や好みで選びましょう。
塩分に気をつける
梅干しは、塩分の多い食品です。
文部科学省の食品成分データベースでは、100gあたりの食塩相当量は、梅干し(塩漬)が18.2g、梅干し(調味漬)が7.6gです。[1][2]
干し梅も、商品によって塩分や糖分の量は大きく違います。
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人女性の食塩摂取量の目標量は1日6.5g未満とされています。[3]
パッケージの栄養成分表示で1袋や1粒あたりの食塩相当量を確認し、食べる量を決めておきましょう。
むくみや血圧について指導を受けている場合は、その指示を優先してください。
干し梅を食べるときの工夫
種なしタイプを選ぶ
種なしタイプなら、種を出す手間がなく、少しずつかじって食べられます。
やわらかいタイプを選ぶ
硬いものが食べにくいときは、しっとりやわらかいタイプを選ぶと食べやすくなります。
食べる量を決めておく
酸っぱくておいしいと、つい食べ過ぎてしまいがちです。
1日に食べる量をあらかじめ決めておき、ほかの食事の塩分も考えて調整しましょう。
食事のきっかけにする
何も食べたくないときに、干し梅を少し口にしてから、おにぎりなど別のものを食べてみる方法もあります。
ほかに試されることが多い方法
2015年に発表されたコクラン・レビューでは、つわりに対する生姜やビタミンB6などの研究もまとめられています。[4]
生姜は役立つ可能性があるものの、その根拠は限られていて一貫していないとされました。[4]
ビタミンB6などの薬についても、軽い〜中くらいのつわりに対する根拠は限られているとされています。[4]
サプリメントや薬を使いたいときは、自己判断せず、かかりつけの産婦人科医や薬剤師に相談しましょう。
こんなときは受診を
厚生労働省は、1週間に2kg前後体重が減った場合や、妊娠12週以降も症状が続く場合などは、つわりが重症化するおそれがあるとしています。[5]
水分もとれない、ふらつくといった症状があるときは、早めに産婦人科を受診してください。
関連記事:つわりで水分が摂れない時の対処法
つわり中の干し梅に関するQ&A
まとめ
- 干し梅でつわりが治るわけではないが、酸味で気分転換になることもある
- 梅干しは塩分が多い。干し梅も商品ごとに栄養成分表示を確認する
- 種なしややわらかいタイプを選ぶと食べやすい
- 1日に食べる量を決めておき、食べ過ぎに注意する
- 水分がとれないなど症状が重いときは、早めに受診する
体調に合わせて、無理のない範囲で取り入れてみてくださいね。
参考にした情報
最終確認日:2026年9月27日
