気持ち悪いのに、なぜか餃子だけは食べたい、ということがありますよね。
「つわり中に餃子を食べても大丈夫?」「にらは妊娠中によくないって本当?」と気になる方もいると思います。
この記事では、文部科学省の食品成分データベースや食品安全委員会の情報をもとに、つわり中に餃子を食べるときのポイントと、食べやすくする工夫をまとめました。
この記事は、公的機関や専門団体、メーカーなどの公開情報をまとめたもので、医療従事者が書いたものではありません。
体調に不安があるときは、かかりつけの産婦人科医や薬剤師に相談してください。
この記事のポイント
- つわり中に餃子が食べたくなることについて
- 餃子の栄養と、食べるときの注意点
- においを抑えて食べやすくする工夫
つわり中に餃子が食べたくなるのはなぜ?
妊娠中に特定の食べ物が食べたくなる理由は、医学的にはまだはっきりわかっていません。
つわり中は、においや味の感じ方が変わり、食べられるものが限られることがよくあります。
そんな中で、しっかりした味の餃子なら食べられそう、と感じる人もいます。
食べたいと思えるものがあるのは、つらい時期には心強いことです。
食べられるものを、食べられる量だけ食べれば大丈夫です。
餃子の栄養
文部科学省の食品成分データベースによると、ぎょうざ100gあたりの主な成分は次のとおりです。[1]
| 成分 | ぎょうざ100gあたり |
|---|---|
| エネルギー | 209kcal |
| たんぱく質 | 6.9g |
| 脂質 | 11.3g |
| 鉄 | 0.6mg |
| 葉酸 | 22μg |
| 食塩相当量 | 1.2g |
皮の炭水化物、肉のたんぱく質、野菜のビタミンなどを一緒にとれる料理です。
一方で、焼き餃子は油を使うので、脂質やエネルギーが多くなりがちです。
たれを付けると塩分も増えるので、量には気をつけましょう。
にらは妊娠中に食べても大丈夫?
「にらは妊娠中によくない」という話を聞くことがありますが、にらを妊娠中に避けるべきという公的な情報は見当たりません。
にらは、100gあたり葉酸を100μg、ビタミンKを180μg含む野菜です。[2]
普段の食事で食べる量であれば、特に気にしすぎる必要はないでしょう。
ただし、つわり中はにらやにんにくのにおいがつらくなることもあります。
においが気になるときは、にらを入れずに、キャベツや白菜を多めにした餃子を選ぶ方法もあります。
妊娠中に餃子を食べるときの注意点
中までしっかり加熱する
食品安全委員会は、妊娠中に気をつけたい食中毒として、加熱が不十分な肉などからうつるトキソプラズマ症などを挙げています。[4]
手作りの餃子も冷凍餃子も、中の肉まで十分に火を通してから食べましょう。
冷凍餃子は、パッケージに書かれた調理方法を守ってください。
塩分をとり過ぎない
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人女性の食塩摂取量の目標量は1日6.5g未満とされています。[5]
たれは付けすぎず、酢やこしょうを使うと、塩分を抑えながら味の変化も楽しめます。
つわり中に餃子を食べやすくする工夫
焼くより、ゆでる・蒸す
| 調理法 | 特徴 |
|---|---|
| 焼き餃子 | 香ばしいが、油のにおいが立ちやすい |
| 水餃子 | 油を使わず、あっさりしている |
| 蒸し餃子 | 油を使わず、皮がもちもちしている |
油のにおいがつらいときは、水餃子や蒸し餃子にすると食べやすくなることがあります。
日本マタニティフード協会は、妊娠中の女性に配慮した食品として、京都の中華料理店「楽仙樓」の水餃子を認定しています。[3]
少し冷ましてから食べる
熱々の餃子は、湯気と一緒ににおいが立ちやすくなります。
においが気になるときは、中まで火が通ったことを確認したうえで、少し冷ましてから食べてみましょう。
においの少ない場所で食べる
換気扇を回しながら調理する、家族に焼いてもらう、キッチンから離れた部屋で食べるなど、においから距離をとる工夫も役立ちます。
冷凍餃子を使う
つわり中は、包む作業がつらいこともあります。
冷凍餃子を使えば、食べたいときに必要な分だけ調理できます。
1〜2個から試す
食べられるか不安なときは、1〜2個から試してみましょう。
一度にたくさん食べると気持ち悪くなることもあるので、少しずつ食べるのがおすすめです。
つわり中の餃子に関するQ&A
まとめ
- つわり中に食べたいものがあるときは、食べられる量だけ食べてOK
- にらを妊娠中に避けるべきという公的な情報は見当たらない
- 手作りも冷凍も、中までしっかり加熱する
- 焼き餃子は脂質や塩分が多め。たれの付けすぎにも注意する
- においがつらいときは、水餃子や蒸し餃子、少し冷ましてから食べるのがおすすめ
水分もとれない、体重が急に減ったなどの症状があるときは、早めに産婦人科を受診してください。
体調に合わせて、食べやすい方法で取り入れてみてくださいね。
参考にした情報
最終確認日:2026年9月23日
