つわりで何を食べても気持ち悪いときに、「グレープフルーツなら食べられそう」と感じることがありますよね。
一方で、「妊娠中に食べても大丈夫?」「薬との飲み合わせは?」と気になる方もいると思います。
この記事では、文部科学省の食品成分データベースや公的機関の情報をもとに、つわり中にグレープフルーツを食べるときのポイントと注意点をまとめました。
この記事は、公的機関や専門団体、メーカーなどの公開情報をまとめたもので、医療従事者が書いたものではありません。
体調に不安があるときは、かかりつけの産婦人科医や薬剤師に相談してください。
この記事のポイント
- つわり中にグレープフルーツが食べやすい理由と栄養
- 薬との飲み合わせ、防かび剤、食べる量の注意点
- 食べやすくする工夫とかんたんな食べ方
つわり中にグレープフルーツが食べやすい理由
グレープフルーツには、つわりを治す効果があるわけではありません。
ただ、つわり中でも取り入れやすい特徴があります。
さっぱりした酸味と香り
つわり中は、口の中が苦く感じたり、においに敏感になったりすることがあります。
グレープフルーツのさっぱりした酸味や香りを、食べやすいと感じる人もいます。
水分が多い
グレープフルーツ(白肉種)は、100gあたり89.0gが水分です。[1]
ただし、水分がとれないほどつらいときは、果物だけで乗り切ろうとせず、産婦人科に相談しましょう。
関連記事:つわりで水分が摂れない時の対処法
冷やしても食べやすい
冷やして食べられるので、温かい料理の湯気やにおいがつらいときにも取り入れやすいです。
グレープフルーツの栄養
グレープフルーツ(白肉種・生)100gあたりの主な栄養成分は次のとおりです。[1]
| 成分 | 100gあたり |
|---|---|
| エネルギー | 40kcal |
| 水分 | 89.0g |
| カリウム | 140mg |
| 葉酸 | 15μg |
| ビタミンC | 36mg |
ビタミンCや葉酸なども含まれていますが、グレープフルーツだけで必要な栄養をとることはできません。
つわりの時期は、食べられるものを少しずつ食べることを優先しましょう。
グレープフルーツを食べるときの注意点
薬との飲み合わせ
グレープフルーツには「フラノクマリン類」という成分が含まれていて、一部の薬の効き目を強めてしまうことがあります。[2]
代表的な例が、血圧を下げる薬の一つであるカルシウム拮抗薬です。[2]
フラノクマリン類は、ぶんたん(ポメロ)やダイダイなど、ほかの一部の柑橘類にも含まれています。[2]
薬を飲んでいる場合は、食べる前に必ず医師や薬剤師に確認してください。
防かび剤
輸入されたグレープフルーツなどの柑橘類には、輸送中にカビが生えるのを防ぐため、防かび剤が使われていることがあります。
東京都保健医療局によると、防かび剤は食品衛生法で使える食品や量の基準が決められていて、基準を守って使われた量は、健康に影響を及ぼすような量ではないとされています。[3]
使った場合は、包装などに使用した物質の名前を表示する義務があります。[3]
気になるときは、皮をむく前に表面を流水でよく洗い、皮をむいたあとは手を洗ってから果肉を食べましょう。
食べ過ぎ
厚生労働省のe-ヘルスネットでは、生活習慣病の予防のために、果物を1日200g程度食べることが勧められています。[4]
グレープフルーツだけをたくさん食べ続けるのではなく、量を意識しましょう。
妊娠糖尿病などで食事の指導を受けている場合は、その指示を優先してください。
食べやすくする工夫
冷やしてから食べる
冷蔵庫でよく冷やしてから食べると、さっぱり感じやすくなります。
冷たすぎると気持ち悪くなるときは、少し置いてから食べましょう。
体調がよいときに切っておく
皮をむくのがつらい時期は、体調がよいときに房から出して容器に入れ、冷蔵庫に入れておくと、食べたいときにすぐ食べられます。
半分に切ってスプーンですくって食べる方法もあります。
ジュースやゼリーで取り入れる
果肉を食べるのがつらいときは、ジュースやゼリーで取り入れる方法もあります。
ジュースを選ぶときは、果汁100%かどうか、砂糖が加えられていないかをパッケージで確認しましょう。
ジュースも、薬との飲み合わせには同じように注意が必要です。
ヨーグルトや炭酸水と合わせる
果肉をヨーグルトにのせたり、ジュースを炭酸水で割ったりすると、酸味がやわらいで食べやすくなることがあります。
つわり中のグレープフルーツに関するQ&A
まとめ
- グレープフルーツは酸味が強く、冷やしても食べられるので、つわり中に取り入れやすい
- 薬を飲んでいる場合は、食べる前に必ず医師や薬剤師に確認する
- 輸入品は防かび剤が使われていることがあるので、皮を洗い、手を洗ってから食べる
- 果物は1日200g程度が目安。食べ過ぎに注意する
- ジュースやゼリーで取り入れる方法もある
体調に合わせて、食べやすい方法で取り入れてみてくださいね。
参考にした情報
最終確認日:2026年9月23日
