乳頭保護器をつけたのに、赤ちゃんがうまく吸ってくれないと、焦ったり不安になったりしますよね。
うまく吸えない理由は、サイズや付け方、乳首の状態、赤ちゃんの成長など、いくつか考えられます。
この記事では、メーカーの情報や助産師の解説をもとに、乳頭保護器でうまく吸えないときに確認したいことと、試せる工夫をまとめました。
この記事は、メーカーや助産師による公開情報をまとめたもので、医療従事者が書いたものではありません。
赤ちゃんの体重が増えない、おしっこが少ない、ぐったりしているといった様子があるときは、すぐに産院や小児科、助産師に相談してください。
この記事のポイント
- 乳頭保護器でうまく吸えない主な原因
- 今日から試せる工夫と、サイズの選び方
- 助産師に相談したほうがよいタイミング
乳頭保護器でうまく吸えない主な原因
ピジョンの育児情報サイトで回答している助産師は、うまく吸えない原因として、サイズが合っていないことや、正しく装着できていないことを挙げています。[1]
サイズが合っていない
乳首の直径と保護器のサイズが合っていないと、赤ちゃんが吸いにくくなることがあります。[1]
助産師の解説では、乳首よりも保護器の先端が少し大きいくらいがちょうどよいとされています。[1]
装着がずれている
乳首が保護器の先端の中心に入っていなかったり、すき間ができていたりすると、吸う力がうまく伝わらないことがあります。
乳首や乳輪が硬くなっている
乳首や乳輪が硬いと、保護器をつけていても母乳が出にくく、赤ちゃんが吸いにくいことがあります。[1]
赤ちゃんがまだ飲むのに慣れていない
生まれて間もない赤ちゃんは、まだ飲むことに慣れていないこともあります。
助産師の解説では、月齢が進んで飲むのが上手になったり、口が大きく開くようになったりして、少しずつ吸えるようになることもあるとされています。[1]
今日から試せる工夫
一度に全部を変えるのではなく、一つずつ試して、赤ちゃんの様子を見ていきましょう。
装着前に乳首と乳輪をやわらかくする
乳首や乳輪が硬いときは、保護器をつける前にマッサージをしてやわらかくし、少し母乳を出してから授乳する方法が紹介されています。[1]
保護器の先端に母乳を入れる
搾った母乳を保護器の先端に入れてから装着すると、赤ちゃんの吸う意欲を高めることがあるとされています。[1]
付け方を見直す
乳首が保護器の先端の中心にくるように当て、すき間ができないように付けましょう。
ずれていると感じたら、一度外して付け直してみてください。
授乳の姿勢を変えてみる
クッションで赤ちゃんの体を支えたり、抱き方を変えたりすると、吸いつきやすくなることがあります。
ママも赤ちゃんも楽な姿勢を探してみましょう。
嫌がるときは無理をしない
赤ちゃんが強く嫌がるときは、一度休憩して、機嫌のよいタイミングで試してみましょう。
サイズの選び方
サイズを選ぶときは、定規などで乳首の付け根の直径を測り、メーカーの目安と比べましょう。
| サイズ | ピジョン ソフトタイプ(乳首の直径) | メデラ(乳首の直径) |
|---|---|---|
| S | 13mmまで | 最大12mm |
| M | 13〜16mm | 最大16mm |
| L | 16〜20mm | 最大20mm |
目安は、ピジョン公式オンラインショップとメデラのサイズガイドをもとにしています。[2][3]
ピジョンは、サイズに迷ったときは大きいほうを選ぶよう案内しています。[2]
関連記事:乳頭保護器メデラとピジョンの違いは?サイズの選び方とお手入れ方法
赤ちゃんが飲めているか確認する
うまく吸えているかどうかは、赤ちゃんの様子だけでは判断しにくいこともあります。
授乳のたびに、次のようなことを確認しておきましょう。
- 授乳中に、ごくごくと飲む音やリズムがあるか
- 授乳後に、満足そうな様子を見せるか
- おしっこやうんちの回数がいつもと変わらないか
体重がきちんと増えているかは、健診などで確認してもらいましょう。
母子健康手帳の成長曲線に体重を書き込んでおくと、増え方がわかりやすくなります。
飲めていないときは搾乳も
うまく飲めていない様子が続くときは、搾った母乳を哺乳びんやスプーンなどであげる方法もあります。
搾乳の回数や方法、あげ方に迷ったら、助産師に相談しましょう。
乳頭保護器の卒業について
乳頭保護器は、乳首に傷があるときや、乳首が短いなどの理由で赤ちゃんが吸いにくいときに、授乳をサポートするためのものです。[1]
いつまで使うか、どうやって外していくかに決まった期限はありません。
たとえば、授乳の最初だけ保護器なしで試してみて、うまくいかなければ保護器をつける、というように少しずつ進める方法もあります。
外すと赤ちゃんが泣いてしまうときも、無理に一気にやめる必要はありません。
乳首の状態や赤ちゃんの飲み方によって進め方は違うので、助産師に相談しながら決めましょう。
助産師や医師に相談したいとき
次のようなときは、一人で抱え込まずに、産院や小児科、助産師に相談してください。
- 赤ちゃんの体重が増えていない、または減っている
- おしっこの回数が明らかに少ない
- 赤ちゃんがぐったりしている、元気がない
- いろいろ試してもうまく吸えない状態が続く
- 乳首の痛みや傷がなかなか治らない
相談するときは、使っている保護器のメーカーとサイズ、うまく吸えなくなった時期、1回の授乳の時間、おしっこやうんちの回数などをメモしておくと伝えやすくなります。
外出が難しいときは、産院の電話相談や、自治体の子育て相談窓口を利用できる場合もあります。
乳頭保護器でうまく吸えないときのQ&A
まとめ
- うまく吸えない原因には、サイズ、装着のずれ、乳首や乳輪の硬さ、赤ちゃんの慣れなどがある
- 装着前のマッサージや、先端に母乳を入れる方法が助産師から紹介されている
- サイズは乳首の付け根の直径を測って、メーカーの目安で選ぶ
- 体重が増えない、おしっこが少ないときは、すぐに相談する
- 卒業は、助産師と相談しながら少しずつ進める
うまくいかない日があっても、自分を責めないでくださいね。
専門家の力も借りながら、ママと赤ちゃんのペースで進めていきましょう。
参考にした情報
最終確認日:2026年9月23日
