つわりでほとんど食べられないのに、なぜかカレーだけは食べたくなることがありますよね。
反対に、「スパイスは刺激が強そうで不安」と感じる方もいると思います。
この記事では、農林水産省などの情報をもとに、つわり中にカレーを食べるときのポイントと、食べやすくする工夫、作り置きで気をつけたい食中毒についてまとめました。
この記事は、公的機関や専門団体、メーカーなどの公開情報をまとめたもので、医療従事者が書いたものではありません。
体調に不安があるときは、かかりつけの産婦人科医や薬剤師に相談してください。
この記事のポイント
- つわり中にカレーを食べてもいいのか
- においや油っぽさを抑えて食べやすくする工夫
- 作り置きで気をつけたいウェルシュ菌の食中毒
つわり中にカレーを食べても大丈夫?
普段の食事で食べる量のカレーを、妊娠中に避けるべきという公的な情報は見当たりません。
つわりがつらい時期は、食べられるものを、食べられる量だけ食べることが大切です。
ただし、カレーがつわりに効くわけではありません。
スパイスの香りで食欲がわく人もいれば、においで気持ち悪くなる人もいます。
まずは少量から試してみましょう。
つわりのタイプ別の付き合い方
| つわりのタイプ | カレーとの付き合い方 |
|---|---|
| においに敏感なとき | 調理中や熱々のときのにおいがつらくなりやすい。換気をし、少し冷ましてから食べる |
| 吐き気が強いとき | 無理に食べない。食べるときは少量から |
| 空腹で気持ち悪くなるとき | ご飯と一緒に食べられると満足感を得やすい。食べ過ぎには注意 |
| よだれが多いとき | 味の濃いものや油っぽいものが負担なら、あっさりめにする |
つわり中にカレーを食べやすくする工夫
少し冷ましてから食べる
熱々のカレーは、湯気と一緒にスパイスのにおいが立ちやすくなります。
湯気が落ち着くまで少し置いてから食べると、においを感じにくくなることがあります。
換気をする
調理中や食事中は、換気扇を回したり窓を開けたりして、においがこもらないようにしましょう。
家族に調理してもらい、キッチンから離れた部屋で食べる方法もあります。
甘口や、あっさりした味にする
辛さや油っぽさがつらいときは、甘口を選んだり、ルーを少なめにしてスープカレーのように薄めたりすると食べやすくなることがあります。
レトルトカレーに頼る
体調が悪い日は、無理に手作りせず、レトルトカレーを使いましょう。
電子レンジや湯せんで温めるだけなので、調理のにおいも少なくて済みます。
塩分や脂質の量は商品によって違うので、パッケージの栄養成分表示を確認して選びましょう。
野菜を足す
にんじんやかぼちゃ、じゃがいもなど、やわらかく煮込める野菜を足すと、野菜も一緒にとりやすくなります。
レトルトカレーに、電子レンジで加熱した野菜を足すのも手軽です。
作り置きのカレーはウェルシュ菌に注意
体調がよい日にカレーを作り置きしておくと、つらい日に助かります。
ただし、カレーなどの煮込み料理は、ウェルシュ菌による食中毒に注意が必要です。
ウェルシュ菌とは
農林水産省によると、ウェルシュ菌は熱に強い「芽胞」を作るため、鍋などで加熱調理しても生き残ります。[1]
芽胞は100℃の加熱でも生き残るため、通常の加熱調理だけで死滅させるのは難しいとされています。[1]
鍋のまま室温に置いておくと、冷めていく間に菌が増えることがあります。
作り置きするときのポイント
- 食べきれる量を作り、作ったら早めに食べる
- 保存するときは、底の浅い容器や保存袋に小分けして、できるだけ早く冷ます
- 粗熱が取れたら、すぐに冷蔵庫や冷凍庫に入れる
- 温め直すときは、おたまで鍋底までかき混ぜ、中心までしっかり加熱する
ポイントは、農林水産省の情報をもとにまとめています。[1]
食べるときに気をつけたいこと
塩分と脂質
カレーは、ルーに塩分や脂質が多く含まれています。
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人女性の食塩摂取量の目標量は1日6.5g未満とされています。[2]
毎日食べる場合は、ルーを少なめにするなど量を調整しましょう。
症状が重いときは受診を
水分もとれない、体重が急に減った、ふらつくといった症状があるときは、カレーで乗り切ろうとせず、早めに産婦人科を受診してください。[3]
つわり中のカレーに関するQ&A
まとめ
- つわり中のカレーは、食べられるなら少量から食べてOK
- 少し冷ます、換気する、甘口にするなどで食べやすくなることがある
- 体調が悪い日は、レトルトカレーに頼ってもOK
- 作り置きは小分けして早く冷まし、温め直すときは中心までしっかり加熱する
- 塩分と脂質のとり過ぎに気をつける
体調に合わせて、無理のない方法でカレーを取り入れてみてくださいね。
参考にした情報
最終確認日:2026年9月23日
