つわり中に、さっぱりしたもずく酢なら食べられそう、と感じることがありますよね。
一方で、「毎日食べてもヨウ素は大丈夫?」と気になる方もいると思います。
この記事では、文部科学省の食品成分データベースや厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」をもとに、つわり中にもずく酢を食べるときのポイントと注意点をまとめました。
この記事は、公的機関や専門団体、メーカーなどの公開情報をまとめたもので、医療従事者が書いたものではありません。
体調に不安があるときは、かかりつけの産婦人科医や薬剤師に相談してください。
この記事のポイント
- つわり中にもずく酢が取り入れやすい理由
- ヨウ素の量と、妊娠中の摂取基準
- 塩分の注意点と、食べやすくする工夫
つわり中にもずく酢が取り入れやすい理由
もずく酢には、つわりを治す効果があるわけではありません。
ただ、つわり中でも取り入れやすい特徴があります。
冷たくてさっぱりしている
冷蔵庫から出してそのまま食べられるので、温かい料理の湯気やにおいがつらい時期でも取り入れやすいです。
のどごしがよい
つるんとした食感で、噛む力をあまり使わずに食べられます。
調理がいらない
市販のもずく酢なら、ふたを開けるだけで食べられます。
もずくのヨウ素と、妊娠中の摂取基準
妊娠中のヨウ素の基準
ヨウ素は、甲状腺ホルモンの材料になるミネラルです。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人女性のヨウ素の推奨量は1日140μgで、妊婦はこれに110μgを加えた量が推奨されています。[2]
一方で、とり過ぎにも注意が必要なため、妊婦と授乳婦の耐容上限量(健康に悪い影響が出ない上限の量)は1日2,000μgとされています。[2]
| 区分 | ヨウ素(μg/日) |
|---|---|
| 成人女性の推奨量 | 140 |
| 妊婦の付加量(推奨量に加える量) | +110 |
| 妊婦・授乳婦の耐容上限量 | 2,000 |
もずくに含まれるヨウ素の量
文部科学省の食品成分データベースでは、おきなわもずく(塩蔵・塩抜き)100gあたりのヨウ素は140μgです。[1]
もずく酢1パック(70g)がすべてもずくだったとしても、ヨウ素は計算上およそ100μgで、妊婦の耐容上限量を大きく下回ります。
ただし、昆布やわかめなど、ほかの海藻にもヨウ素は多く含まれています。
たとえば、わかめ(原藻・生)は100gあたり1,600μgです。[1]
もずく酢だけでなく、海藻類を毎日たくさん食べ続けないようにしましょう。
1日1パック程度を目安に
もずく酢の1日の量について、公的に決められた目安はありません。
ヨウ素と、次に紹介する塩分の両方を考えると、1日1パック程度にしておくと安心です。
甲状腺の病気がある方や、医師から食事の指導を受けている方は、その指示に従ってください。
塩分に気をつける
味付きのもずく酢には、調味液に塩分が含まれています。
「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、成人女性の食塩摂取量の目標量は1日6.5g未満とされています。[3]
パッケージの栄養成分表示で食塩相当量を確認し、調味液を全部飲み干さないようにすると塩分を抑えられます。
つわり中にもずく酢を食べやすくする工夫
よく冷やして食べる
冷やすと、磯の香りが気になりにくいと感じる人もいます。
器もあらかじめ冷やしておくと、最後まで冷たいまま食べられます。
酸味が強いときは薄める
酸味が強く感じるときは、だし汁を少し加えたり、きゅうりやトマトを混ぜたりすると、食べやすくなることがあります。
薬味を添える
しょうがや大葉などを添えると、味に変化がつきます。
においが気になる薬味は、無理に使わなくてかまいません。
こんなときは受診を
厚生労働省は、1週間に2kg前後体重が減った場合や、妊娠12週以降も症状が続く場合などは、つわりが重症化するおそれがあるとしています。[4]
水分もとれない、ふらつくといった症状があるときは、早めに産婦人科を受診してください。
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つわり中のもずく酢に関するQ&A
まとめ
- もずく酢は冷たくてのどごしがよく、つわり中に取り入れやすい
- 妊婦のヨウ素の耐容上限量は1日2,000μg。もずく酢1パックは計算上それを大きく下回る
- 昆布やわかめなど、ほかの海藻のヨウ素にも気をつける
- 味付きのもずく酢は塩分に注意し、調味液は飲み干さない
- 1日1パック程度を目安にすると安心
体調に合わせて、無理のない範囲で取り入れてみてくださいね。
参考にした情報
最終確認日:2026年9月27日
