「レアチーズケーキを食べてしまった…!」と、あとからリステリア菌のことを思い出して不安になることがありますよね。
この記事では、厚生労働省やWHO(世界保健機関)の情報をもとに、リステリア症について知っておきたいことと、食べてしまったあとにできることをまとめました。
この記事は、公的機関や専門団体、メーカーなどの公開情報をまとめたもので、医療従事者が書いたものではありません。
体調に不安があるときは、かかりつけの産婦人科医や薬剤師に相談してください。
この記事のポイント
- 妊娠中にリステリアに気をつけたほうがよい理由
- 食べてしまったあとにできること
- 妊娠中にチーズケーキを食べるときの選び方
妊娠中にリステリアに気をつけたい理由
妊娠中はかかりやすい
WHOによると、妊娠中の女性は、ほかの健康な成人に比べて、リステリア症に約20倍かかりやすいとされています。[2]
厚生労働省は、妊娠中に感染すると、リステリアが胎盤や胎児に感染し、流産や、生まれた赤ちゃんに影響が出ることがあると説明しています。[1]
国内の患者数
厚生労働省によると、国内のリステリア感染症の推定患者数は年間約200人(平成23年)です。[1]
一度食べたからといって、必ず感染するわけではありません。
まずは落ち着いて、このあと紹介することを確認しましょう。
主な症状
リステリア症では、悪寒、発熱、筋肉痛など、インフルエンザなどと区別しにくい症状が出ることがあります。[1]
妊娠中は、お母さんの症状が軽くても、赤ちゃんに影響が出ることがあるので注意が必要です。
潜伏期間が長い
WHOによると、潜伏期間は通常1〜2週間ですが、数日から最大90日まで幅があります。[2]
食べてから時間がたってから症状が出ることもあるので、しばらくは体調の変化に気をつけましょう。
レアチーズケーキとリステリアの関係
レアチーズケーキは、クリームチーズなどを焼かずに固めて作るケーキです。
厚生労働省は、妊娠中に注意が必要な食品として、未殺菌乳やナチュラルチーズなどの乳製品を挙げています。[1]
クリームチーズもナチュラルチーズの一種です。
市販のクリームチーズの多くは殺菌した乳を原料にしていますが、リステリアは冷蔵庫の温度でも増えることがあり、製造や保存の途中で付くこともあります。
そのため、「国産だから絶対に安全」とは言い切れません。
気になるときは、パッケージの表示を確認したり、メーカーに問い合わせたりしてみましょう。
食べてしまったあとにできること
食べた内容をメモする
いつ、どこで、何を、どのくらい食べたかをメモしておきましょう。
商品名やお店の名前、レシートなどが残っていれば、捨てずにとっておくと、受診したときに役立ちます。
体温を測って体調を見守る
しばらくのあいだは、発熱や悪寒、筋肉痛などの症状がないか気をつけましょう。
体温計を手元に置いておくと、体調の変化に気づきやすくなります。
不安なときや症状が出たときは産婦人科へ
発熱などの症状が出たときは、自己判断で様子を見ずに、すぐに産婦人科に連絡してください。
そのときは、妊娠中であることと、いつ何を食べたかを伝えましょう。
症状がなくても不安が続くときは、産婦人科に電話で相談したり、次の妊婦健診で伝えたりしてかまいません。
妊娠中にチーズケーキを食べるときの選び方
リステリアは、加熱すると死滅します。
厚生労働省も、予防法の一つとして「加熱してから食べる」ことを挙げています。[1]
妊娠中にチーズケーキを食べたいときは、オーブンで焼いて作るタイプを選ぶと安心です。
あわせて、消費期限を守り、買ったら早めに食べましょう。
ベイクドチーズケーキ
ベイクドチーズケーキは、生地をオーブンで焼いて作るチーズケーキです。
スフレチーズケーキ
スフレチーズケーキは、メレンゲを混ぜた生地を湯せん焼きにして作る、ふんわりしたチーズケーキです。
ニューヨークチーズケーキ
ニューヨークチーズケーキは、湯せん焼きでじっくり焼いて作る、なめらかで濃厚なチーズケーキです。
ケーキの表面にトッピングされたクリームやフルーツなど、焼いていない部分もあります。
気になるときは、お店に作り方を確認してみましょう。
レアチーズケーキを食べてしまったときのQ&A
まとめ
- 妊娠中はリステリア症にかかりやすく、お母さんの症状が軽くても赤ちゃんに影響が出ることがある
- 一度食べたからといって、必ず感染するわけではない
- 食べた内容をメモし、しばらくは発熱などの症状に気をつける
- 症状が出たときや不安なときは、産婦人科に連絡する
- チーズケーキが食べたいときは、焼いて作るタイプを選ぶと安心
不安な気持ちを一人で抱え込まず、気になることは産婦人科で相談してくださいね。
参考にした情報
最終確認日:2026年9月22日
